4/2。仕事の事なんかをつらつらと
今日は普段やっている仕事の事なんかを書いていきたいと思う。自分の仕事はSEで所詮IT業界と言われる分野だ。
知ってる人もいると思うんだけれど、IT業界は残業がめちゃくちゃ多い。これが一般人から考えてみるととんでもないくらい多いのだ。
酷い時になると月の半分くらいは会社に寝泊まりするとかがガチである為、残念ながらそういった現場に放り込まれてしまった場合は、速攻で逃げ出す算段をつけないと自分の生命の危機がやってきてしまう。そのような理由もあってこの業界で生きている人たちは思った以上に転職回数が多い。
4~5回は当たり前だし、多い人になると20回とかザラにいる。それがIT業界。
よく転職はスキルアップの為とか年収の為とか言うのだけれども、IT業界に限って言えばガチで生き抜く為に自分を殺しにかかってくる現場からにげること。
最初のうちはこういうのが分からなくて、残業めちゃくちゃ多い現場で体壊しながら働いていたが、そのしわ寄せがいまになって出てきているような気がする。わからないけれど。
そんな状態だから、当然、業界からドロップアウトする人も多く、体感でいうと新卒で入社したあと、半分くらいの人は居なくなってる気がするなぁ。その結果、いつまで経っても人が慢性的にいないということになるのだ。
自分の今やっている仕事は、主に開発の顧客から要望を聞き出し、それを開発ベンダーに投げること。元請けとも言う。ベンダーのケツをひっぱたいて開発をさせて自分は土日はゆっくり休んでるという夢のような職場。
しかし、こういう仕事ばかりしていると、明確にプログラム書く事が減ってしまい、技術レベルは年々と下がっている気がしている。単純なコードをどれだけ技術的に技巧をこらしても、そのプログラムが使われている現場でどれほどの売上貢献度をあげているのかを考えると、超絶技巧コードはほんとその価値はない。ただ、技術レベルが下がるのは結構やばいんじゃないかと思っている。
とは言え快適な現場なのでそこから抜け出るのは難しいし、なにより定年まで働けそうなのが一番のメリットである。
世の中のプログラマは毎日コードを書き、デバッグを行って死ぬ思いで開発をしているが、そんな現場でアラフォーを超えたおっさんがやっていくには、脳みそのリソースも体力リソースも本当に足りない。少しくらいはやってかないとまずいのはわかるのだが。
逆に若い子でも同じ現場にいるんだけれど、この子達はろくな開発経験も無くこの先この業界でやっていけるのか、つぶしが利かなくなるのでは無いかと思って不憫な気がしている。とはいえ本人達も流されるままなので、その責任は我々と同じおっさん世代になってから支払いしなくてはならなくなるのだろう。