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多芸を極めて仕事力アップ!変化の時代に必要なものとは?

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変化に強い人材とは一体どんな人材なのでしょう?多芸に秀でるという事に求められる資質とは一体どんな事なのか?そこに注目してみれば、おのずと答えが見えてきます。

「多芸な人」だけが持つ本当の強み

ライフハッカーさんで以下の記事がバズっていましたのでご紹介致します。

「多芸な人」だけが持つ本当の強み

多芸な人とは、たくさんの異なる仕事において、有能なスキルを持っている人のことです。多芸な人は、あらゆることのやり方を少しずつ知っています。その反面、特定のスキルに熟達する十分な時間を持てなかったりします。例えば、プログラミングができて、家具を作れて、お金をとれるくらい料理もうまいけれど、どれも「驚くほどすばらしい」というほどではない、という人などです。

ここで言われているのは、多芸な人というのは色々なスキルを持っているけれど、特定のスキルに熟達する十分な時間を持てないので、どれも中途半端出来るというような人たちです。

しかしこの中でBoxCat Gamesの創設者、ジェームス・リウ氏の以下の言葉が引用されています。

長年、学び、教え、を繰り返してきた経験から、ある結論に至りました。(人間の)学習のプロセスは、トリックを使ったり、対象に最適化したり、スケールを変更することが簡単にできます。人生を生きていると、何かひとつのことで熟達の域に達するか、ほぼ手が届くところまで来る時が訪れます。いちどそこまで到達すると、そこで得られた知識を使って、類推を働かせられるようになります。つまり、ある分野でやっていたことを、別の分野にコピーできるようになるのです。とはいえ、私が声を大にして言いたいのは、少なくともひとつのことに熟達していなければ、多芸な人にはなれないということです。それが、ソーシャルスキルであれ、人形作りであれ、数学、言語、感情認識であれ、とにかく、多芸になりたければ、少なくともどれかひとつはマスターしていなければなりません。

このように多芸な人というのは、どれか一つの十分な軸になるスキル+それを軸にした知識を利用して他の分野のスキルを身につけるという事が出来た人材を指すのですね。

スペシャルな人材になる道はそもそも用意されていない

日本の会社というのは、大体が正社員になって新人からある程度の経験を積み、業務を1人前に回せるようになって、部下がついてから昇進の道を歩む、というのが一般的です。

しかし本来であれば、その業務に大して更なる技術課題の解決とか、大勢の人たちに適用出来るように工夫する方法とか、更なる業務効率化、業務達成範囲の拡大を行なうべくより深い知識の到達や検証・施行に至るキャリプランがまったくと言っていいほどに用意されていません。

大企業によっては、色々な業務経験を得るために、なんていうお題目で色々な部署をたらい回しされたりします。そして出世コースに乗れなかったらクビ、乗れても50代になったら早期退職者枠扱い・・・なんて仕組みが出来上がってしまっています。また、何らかの事情などで一旦、新卒から外れて転職した人たち然りです。

こんな中でスペシャルな人材になることは実質的に不可能な状況になっている事実を認識して下さい。

多芸な人は何を多芸になるべきなのか

一口に多芸と言っても色々とあります。事務計算が得意、人材をまとめるコミュニケーションスキルが得意、外注管理が得意・・・色々とあります。そんな中で何のスキルを身につけるべきなのか?

一言で言うと、個人で稼げるように多芸になろう、という事です。

この先、今は20代だとしても30代、40代、50代になっていった時に上記のような出世レースに勝てそうな人ならいいのですが、そうではない場合、もしくはリスクがあるならば個人で生き抜いて行くスキルが必須となってきます。

そうでなくても今の時代に働き盛りの人たちは年金が破綻する事が確実視されてますので、ほぼ確実に70歳くらいまでは働かないといけない状況となっています。

今、60歳の人たちも満額の年金を貰うまでには65歳まで働かないと行けない状況ですが、高度経済成長期を経験してきた世代からしてみれば、年金貰うまで頑張れば後は年金で働かずに暮らせる、と認識していたのにいきなり60歳以降になって自分で稼げ、と言われてそれはもう大変な状況になっています。

そのような状況になる前から既に70歳まで働かないといけない、と準備出来る我々世代はまだ幸福なのです。

個人で生き抜くスキルを身につけよう

個人で生き抜くスキルは以下のようなスキルが必須事項となってきます

  • 自分で時代の先を考えて利益を出す仕事を創出できるスキル
  • 仕事を他人へ上手く指示・管理出来るリーダースキル
  • 外注先に上手く仕事を依頼し、アウトプットを回収出来る外注管理スキル
  • 仕事を貰ってくる営業スキル
  • 自身の売上や仕入れ代金など会計管理する事務スキル
  • 税金や法律などに詳しい法務スキル

このように最低限だけでも、自分で稼ぐ手法を考えてアウトプットで利益を出し、税金を収めるまで到達するには多岐に渡ります。

自分で稼ぐ手法の部分が一番大変ですが、そこをカバーするのがジェームス・リウ氏の言うところの「ひとつのことに熟達」する部分です。長年メインでやってきた業務であればきっと成功する確率も高くなるでしょう。

もし、あまり個人で稼ぐ業務に繋がらなさそうな分野で長く経験してきた、もしくはほとんどそのようなメイン軸になるものが無い人は、これからの世の中で必要とされるモノ、サービスに関連したスキルを身につけるように計画して見て下さい。

5年後にはどうなっているのかまったく見えない、変化の時代だからこそ先を見越した準備をしっかり身につけて行きましょう。